爪を噛んでしまう心理と今日から出来る3つの対策
- 深爪改善お役立ち情報

深爪の原因として一番多いのが、噛み癖・いじり癖です。
爪嚙みにおいて医療現場では、「咬爪症」とも呼ばれます。
「幼少期からの癖が治らない」
「大人になると治ると思っていたのに」
きっとこのコラムに辿り着いたあなたも、爪を噛んでしまう事に、きっともう何十年も悩んでいるのではないでしょうか。
噛み癖に悩む方の中には「メンタルクリニックに行った方が良いのだろうか?」と思う方も少なくありません。
深爪はなかなか自分の周りにいないので、「私だけ変なんだ」とひとりで悩んでしまう方が多く、こうやってネットで調べる方も多いのですが、たまたまあなたの近くにいないだけであって、同じように悩んでいる人は実は本当に多いのです。
深爪専門店には、老若男女問わず、毎日多くのご新規様がご来店されます。
やっているこちらも、「こんなにいるの?まだ来るの?」と驚く程です。
爪を噛む人のイメージは、たしかに「ストレスが溜まっていそう」「イライラしたり、不安だったりで、心が病んでいる人」と思われがちです。
噛み癖がやめられないと言うと、「意思が弱い」「子供みたい」「いい歳をして、どこか精神的におかしいのでは?」と一定数思われてしまう事も事実です。
ですが本当に、爪を噛んでしまう人は皆が皆、心を病んでいて意思が弱く、自制が出来ない方なのでしょうか?
この記事では、専門店として5万人の深爪を診てきたからこそお伝えできる、噛み癖・いじり癖の本質について書いていきます。
目次
噛み癖・いじり癖は大半の場合ただの習慣である
「爪を噛む人は、噛まない人と比べて、必ずしも意思が弱く心が病んでいるのか?」
この質問に対して、私達はNoと考えています。
たしかに、メンタルクリニックや心理カウンセリングに行ってみようか?と思うのであれば、試しに一度行ってみても良いと思います。
欧米等では日本よりももっと気軽に、例えば夫婦喧嘩や、仕事の愚痴を聞いて欲しい時にも、カウンセリングを利用する方が多いそうです。
「爪を噛むのが辞められないんです。」
そう相談した時、きっとクリニックの先生は、あなたのお悩みやストレス等の原因を問診してくれる事でしょう。
そして必要に応じて、その爪嚙み癖を辞める事が出来るように、カウンセリングや心理療法・行動療法が行われるかもしれません。
つまり噛みそうになってしまった時の考え方や、リハビリテーション等ですね。
自分がいつそうなってしまうかを深堀りし、それをしないで済む方法を一緒に探すのです。

爪嚙みに限らず、例えば唇を噛む・頬の内側を噛むといった行動がやめられない等、身体の一部分を繰り返し触ったりする事で安心感を得る行動を、身体集中反復行動と呼ぶそうです。
ただし、身体集中反復行動は、必ずしも精神の疾患がある訳ではなく、ただの習慣である場合が多くあります。
タバコ、アルコール、甘い物のように物質的な中毒や禁断症状ではないものの、噛むと安心する・落ち着く「癖」になってしまっているのです。
幼少期からの癖であれば尚更です。
髪をいじる癖、鼻をこする癖、頭を搔く癖、指をポキッと鳴らす癖、ペン周し、貧乏ゆすり、足を組む癖など、人の癖にはいろいろあります。
それらを治そうと思った時、どうしますか?
どれも同じく、自分がいつそれを行ってしまうのかを把握し、それをしないで済む方法を探すのではないでしょうか。
不安やイライラを感じると爪を噛んでしまうというお声も良く聞きますが、ストレスが多いこの現代社会、皆多かれ少なかれストレスがあり、性格にもよりますが不安や緊張を感じない人はいません。
ストレスが溜まると暴飲暴食をしてしまう方や、買い物で発散するような方もいますよね。
あなたの場合、「たまたまそれが爪に向かう癖になってしまっている」という事なのです。

また、クリニックによると思いますが、爪を噛んでいるからといって簡単に抗うつ剤を処方される場合もあると聞きます。
もちろんそれが必要な方なら良いですが、ただの行動習慣なのであれば、爪を噛む人全員に抗うつ剤が必要ではないはずです。
安易に処方され、抗うつ剤を辞められなくなる方が怖い事のように感じます。
毛がなくなってしまう程に髪の毛をむしるのをやめられない、体液が滲むところまで皮膚をむしり剥がすのをやめられない等というのだとまた話は別ですが、爪を噛む事がただの習慣であるならば、必ずしも病院でないと治せない、病院に行くから治るという訳ではないのです。
あなたがすべき事は、深爪を治す事というよりも「行動習慣の改善」つまり「爪に向かってしまう思考の癖の改善」です。
それを変えていくために、是非このままコラムを読み進めて頂きたいと思います。
噛んでしまう・いじってしまう行動の背景
爪を噛む癖・いじってしまう癖には、以下のような心理的・環境的な要因が関係しています。
癖を直すためには、まず自分がどのタイプに当てはまるかを理解し、自分がどんな時にその癖が出てしまうのかを正確に認識することが重要です。
あなたはどんな時に爪を噛んでいますか?客観視してみましょう。
無意識にうっかりのいつもの癖だからこそ、「無意識を意識」する必要があります。

ストレスや不安
精神的なストレスややプレッシャーを感じたときに、無意識に爪を噛むことで安心感を得ようとします。
仕事や勉強のストレス、人間関係の悩みが影響することも多くあります。
痛みを感じて、場合によっては血が滲むギリギリのところまで噛み、もう噛むところがなくなったのを見届けると満足感を得る方もいるようです。
退屈や暇な時間
特に何もしていない時、つまり手持ち無沙汰な状態で、無意識に手元をいじったり噛んだりしまう状態です。
スマホやテレビを見ながら、ぼんやりした状態で噛んでしまうので、後からハッと割れに返り「またやっちゃった」となる方もいます。
癖や習慣
幼少期からの癖が続いている場合、別に不安等を抱えていなくても爪を噛むことで「なんとなく落ち着く」という無意識の行動習慣になっています。
指しゃぶりの延長とも言われて、お子さんの場合「愛情不足?」等と心配されたりしますが、多くの場合が上記に書いたような暇つぶしだったり、子供の頃に「爪って噛んだらどうなるんだろ」等の安易な興味をきっかけに、本当にただ癖になってしまっているだけの事が多くあります。
完璧主義の傾向
爪の形が気になり、少しでも欠けたり割れたりすると整えようとして噛んでしまったり、爪が少しでも伸びていることに違和感を感じて、短くしようとするパターンです。
集中力を高めるため
勉強や作業中に集中力を高めるための癖として爪を噛む人もいます。
指先を動かすことや、噛むことで若干痛みを感じる事で、脳が活性化され集中出来ると感じる方もいるようです。
栄養不足からなるもの
亜鉛やマグネシウムが不足すると、無意識に爪を噛む行動を促すという説もあります。
ダイエット中にも似たような事が言えますが、本能でその足りない栄養素を欲する口寂しさから、爪を噛む行動に出る方もいるようです。
親や周囲の影響
こちらについては小さいお子様や、大人の方の場合そうなってしまった背景の部分になりますが、両親や兄弟に爪を噛む癖があると、それを見て真似してしまうことがあります。
子供は良く周囲の事を見ていますので、「パパっていつも爪噛んでる」と観察する事で「爪って美味しいのかな」等興味が湧いたり、はたまた「格好いい」と子供だからこその謎の憧れを感じて真似てしまったというお話も聞いた事があります。
今日から出来る3つの対策
上記で、自分がどんな時にその癖が出てしまうのかを把握出来たあとは、その対策を考えていきましょう。
①このあと自分がとる行動を先回りして認識する
前項で解った通り、爪を噛む癖には自分の生活の中で決まったパターンあるはずです。
改めて自分の毎日のルーティンに目を向け、行動ひとつひとつを意識し、いつもだったらこの後に自分がとる行動を、その都度先回りして認識するようにしてみてください。
ひとりになると噛んでしまう人ならば、家族との夕食や終わり自分の部屋に戻る時。
車を運転中に噛んでしまうという人は、車の鍵を持って玄関を出る時。
暇な時についつい噛んでしまうという人は、SNSやTVのリモコンを付ける時。
「この後は○○をする時間だ」と考える癖をつけると、「この後が自分にとって注意な時間だ」と意識出来るようになります。

時間帯だけではなく、仕事でストレスが多かった日、心配事が発生した日、試験や締め切りが近い日等も「帰宅後は要注意だな」等と考えられるようになりますし、集中すると噛んでしまう方なら机でテスト勉強を始める前、プレゼン資料の準備作成を始めるためパソコンに向かう前なども「この後が危険だから注意しよう」と考えられるようになります。
是非、常にこのあと自分がとるであろう行動を意識する癖をつけてみてください。
②自分の感情に客観的に目を向ける意識をする
ストレスや不安を感じると噛んでしまう方、緊張や集中で噛んでしまう方は、是非自分の感情に「客観的」に目を向けるようにしてみましょう。
嫌な事があった、仕事でストレスがあった、心配事がある、締め切りが近くて焦る、恋人と喧嘩して悲しい等、日々色んな感情が湧くと思いますが、それをただ「むかつく」「悲しい」「不安だ」「どうしよう」「やばい」とその感情にどっぷり入り込むのではなく、
「あ、私ムカついてる」「あ、わたし悲しんでる」
「今不安がってる」「今緊張してる」「焦ってる」
と他人事のように客観的に見るようにして下さい。
そうする事で、先ほどわかった、爪を噛みたくなる時の自分の行動パターンを思い出すはずです。

「今イライラしてるから、このあと噛みたくなるぞ」
「心配事がある。今日の夜はきっとまた噛みたくなるな」
「焦るけど、噛まないようにしながら冷静確実にこなそう」
と、今までなら無意識に噛み癖に直結リンクしてしまっていたものを、一旦冷静に切り離す事で意識が出来るようになります。
自分の感情を客観的に俯瞰してみると、そのマイナスな感情が滑稽にも思えてきて解決する事もあるので一石二鳥です。
③代替行為を決める
上記2項の考え方が出来たら、置き換えダイエットや禁煙パッチと同じで、ただ我慢するのではなく、代替行為を決める事をおすすめします。
それをしたくなった時の代わりとなる行動のルールを決めておくのです。
ルールは何でも大丈夫です。
爪を揉む、手の甲をつねる、指パッチン、グーパー体操、ハンドクリームを塗る、水を飲む、ストレッチ、肩回し
その他、ハンドスピナーや、握力を鍛えるハンドグリップ、握ると痛いストレスボールなども売っているので、それら用意するのでもOKです。
わざわざ購入する事で意識も持ちやすくなります。
爪を噛む事で達成感や満足感を感じていた方は、同じく達成感を感じられる物として、筋トレや、ルービックキューブも効果的です。
爪の指圧やマッサージ、手肌のお手入れをする事を代替行動に決めると、爪の血行が良くなり肌環境も良くなる事でハイポニキウムが成長しやすくなり、爪のピンクの部分が早く縦長に変わるので、爪を早く綺麗にしたい方にはこちらが絶対的におすすめです。

上手く回避出来た時には、「ちゃんと変換出来た」と自分を肯定する事を積み重ねていきます。
それらを、今まで噛んでしまった習慣にうって変わる程、無意識に行えるようになるところまで続ける事が大切です。
心理学では、行動の習慣は半年、思考の習慣は定着するまで最低でも1年かかると言われています。
人によっては何十年もやめられなかった癖ですから、当然の事ながらそれに代わる時間は必要です。
完璧主義にならず、時にはリバウンドしても、続ける事が大切です。
ただし我慢しただけですぐに綺麗にはなれない事を理解する
こちらは必ず目を通して頂きたい項目です。
深爪を自力で改善させようと思う方に最も重要かつ、多くの人が誤解している事をお伝えします。
深爪に悩む多くの方達の最大の誤解、それは「ただ噛むのを我慢すれば綺麗になる」と思っているのです。

深爪は、噛むのを我慢したところで、残念ながらすぐ綺麗になれる事は絶対にありません。
なぜなら、長年深爪を続けてきた爪と肌では、ピンクの部分は成長しにくく、形も歪に生えやすく、爪の質も脆く弱いので、伸ばしたところですぐに欠けやすい状態だからです。
これを理解していないから、多くの人が「頑張って我慢したけれど、白い部分ばっかり伸びる」「すぐに欠けてしまう」と嫌になって挫折するのです。
これは、深爪を長年続けてきてしまったからこそどうしようもなく、当たり前の事なのです。
まずは噛まないようにいられる努力をしながら、次はその不格好な見た目にも耐え忍び、どうにかしてでも適切な長さをキープし、その後に爪が生え変わっていく事でピンクの部分もやっと成長をはじめます。
また、人によっては長年の深爪のせいで爪の裏が固く角質化しているせいもあって、爪が伸びる際にムズ痒さを感じる方もいます。
我慢したところで全然綺麗に伸びないし、ムズ痒く、おまけにすぐ欠けてしまうのでは、挫折したくもなります。
「我慢する事」が難しいというよりも、「伸ばす事」が難しいから挫折しやすいとも言えます。
深爪を治すのが難しいのは、ただあなたの意思の弱いからという訳ではなかったのです。
絶対的に確実で最短最速な方法
あなたもきっと「もう絶対噛まないぞ」と心に誓って、しばらくは良い感じに伸ばせたりするものの、前項で書いたように挫折し、何年も繰り返し悩んでいるのかもしれません。
そんな方に、絶対的に確実、かつ最短最速で深爪を脱出出来る方法があります。
ずばりそれば、「物理的に触れない状態にしてしまう」という事です。

深爪専門店リプロネイルで行える人工爪を用いた深爪矯正では、爪1本1本に歯科医が仮歯に用いる物とほぼ同等の強固な素材を用います。
それをギブスの様に装着し、絶対的に触れない・いじれない状態にする事で、強制的に爪を成長させるのです。
もちろん毎日手を洗ったり、お風呂に入ったりと普通の日常生活が送れます。
ギブスとは言っても、その見た目はまるで本物の爪のように自然で美しいので、人からは人工爪だとは気づかれず、自分でも忘れてしまうほど。
また、その人工爪を装着している間は、自分の醜い爪が見えなくなるので、即日にコンプレックス解消でき、伸びてきて白い部分が気になる事や、伸ばす際にすぐ欠けてしまうのがストレスという事もありません。
ネイルが出来ないお仕事の方や男性には、自爪にしか見えない仕上がりにする事も可能です。
こちらは爪が伸びた写真ではなく、ご来店当日の約2時間後のお写真です。

爪先に白い部分を人工的に作っただけでなく、爪全体が透明の硬い人工爪で覆われいるので、噛んだりいじったりする事は出来ません。
そうやってストレスなく過ごすうち、自分でも知らない間に、深爪の状態をあっと言う間に脱出する事が出来ます。
ただもちろんそれは、ギブスを付けるから安易に伸ばせただけであって、上記で書いたような行動習慣と意識の改善もセットで行う事は必要です。
ですが、伸ばそうとしてはすぐに挫折を何年も繰り返してきた人にとっては、徒歩移動から新幹線に乗り換えた並みの大進歩であり、爪が丈夫な状態まで伸ばせたその後は、それをキープすれば良いのです。
ダイエットも、やろうと思えば自分ひとりでも出来るのに、最初はジムに通ったり、わざわざトレーナーを付けますよね。それと一緒です。
ご興味がある方は是非一度、お近くのリプロネイル導入店でカウンセリングだけでも聞いてみる事をおすすめします。
きっと自分ひとりでやるよりも、最短で確実だと言う事がお分かりいただけると思います。
まとめ
爪嚙みが原因の深爪は、行動習慣と意識の改善が必要不可欠です。
自分で治すのも不可能ではないですが、挫折を繰り返して何十年も前に進めないならばプロに頼む方法は確実な近道です。
実績5万件のリプロネイルでは、あなた以上に深爪を知り尽くした専門スタッフが、ネイリストとしてただ施術をするだけなのではなく、リバウンドしない為の知識や方法、縦長爪の作り方のレクチャーなど、トレーナーとして責任をもって伴走させていただきます。
