【初心者さん必見】深爪矯正サロンの3つの種類&行く前に絶対知るべきサロンの選び方5つのポイント
- 深爪改善お役立ち情報
最近よく聞くようになったネイルサロンでの深爪矯正。
ひと昔前は東京近郊でしか受けられなかった深爪矯正ですが、今や全国、主要都市だけでなく地方でも受けられるようになりました。
ですが、そうなった事で情報が溢れ、元々ネイルサロンだなんて無縁だった深爪の方にとって、逆に混乱が起きやすい状態になってしまっているとも言えます。
「わからない用語ばかりで、オフ有無を選択とはなんぞや…?」
「A店とB店は値段が違うけど、何か違いがあるのか???」
「深爪矯正で検索したらヒットしたけれど、ホームページには華やかなネイルばかり…。本当に私なんかが行って良いサロンなんだろうか?」
「深爪と言っても、私レベルはさすがにお断りかも」
「行って断られたらどうしよう。」
調べれば調べる程に迷宮入りし、気づけば探し疲れて先延ばしを続け、結局出向けずじまいになる方も少なくありません。
けれど今年もそろそろ終わるし、2025年こそ深爪から卒業したい…。
「わからないからとりあえず、近場に行ってみよう」
「よくわからないから、一番安く見えるところにするか…。」
そう思っている方は、是非行く前に一旦このコラムを読んでみてください。
実は深爪矯正はサロン選びがかなり重要です。
前提として、美容室等やお洋服屋さんように「今度はこっちのお店に行ってみよう」とお店をコロコロ変える訳ではなく、そのお店であなたの望む理想爪を手にいれたいですよね?
「A店でダメだったからB店に行ってみよう」とはなりたくないはずですし、そもそも出来ればなるべくこの爪を多くの人前にさらしたくないという気持ちもあるかと思います。
実は深爪矯正には、その施術内容に種類があり、それぞれに結果や効果、人によっては向き不向きも変わってきます。
この事を知っていないと、結局時間とお金をかけたのに効果が目に見えず「結局サロンでも私の深爪は治らないんだな」となったり、「あっちのお店にすれば良かった」もしくは、本来ならもっとあなたに適した施術法があったのに、その事を知る事もないまま挫折して終わってしまうかもしれません。
本日は深爪矯正サロンの3つの種類と、施術技法以外にも選ぶ際に絶対チェックした方が良い「サロン選びの5つのポイント」をお伝えします。
サロンでの深爪矯正に興味を持っている方は、是非サロン選びの参考にしてくださいね。
目次
深爪矯正サロン3つの種類
実は深爪矯正とは、その言葉に定められたやり方の定義はなく、どんな施術をするのかはサロンによって自由という事はご存じでしょうか?
現在、深爪矯正と呼ばれる内容には大きく3つ種類があります。
自分にはどれが向いているのか?是非読んでみてみださいね。
①お手入れのみで育成型
お手入れ、つまり俗に言う「ネイルケア」だけを毎回施し、お爪周りの甘皮の状態を良い状態にし、爪も伸ばしやすいように整えたりしながら爪を育成します。
サイクルは短めに1~2週間に一度くらいで通うお店が多いですが、お手入れだけなので、施術時間も30分~1時間程度と短めです。
プロに定期的にお手入れしてもらい「2週間後にまた見せるんだ」等の心理的要素も相まって爪を育てていきます。
爪に何も塗ったりしたくないナチュラル思考な方にはおすすめですが、爪を縦長により早く育成するには爪に厚みを持たせて過ごす事でその効果はかなり早まりますので(詳しくはコチラのコラムをご覧ください)、実際にはサロンで付属またはオプションで付いてくるネイルオイル等を毎日意識的に塗布する事で、何もしないよりは爪のピンクの部分が育ちやすい環境になり、また爪に意識を持つ事で手の使い方が変わるので、その結果、ゆっくりですが爪を成長させていくものになります。
ただし、専門店として正直な感想は、爪に何も塗らない状態で爪の形を変えようとすると、人によってはかなり時間がかかります。
また見た目について、甘皮のお手入れをしてくれる事で多少はスッキリ見えるかもしれませんが、もちろん最初はあくまでその方のそのままの見た目でしかないので、すぐに気分が高まる事は少ないです。
噛み癖がある方には強制力は皆無ですので、ついうっかり噛んでしまう方にはかなり注意も必要です。
というよりはっきり言うと、意思を固めて気合うんぬんで治っていたならとっくに治っていたはずですので、噛み癖がある方・重度の深爪の方には向いていません。
2週間後に少し伸ばした状態で行かなくてはならないのに、噛んでしまった時には、「顔向けできない」「ネイリストさんに申し訳ない」と、結局行かなくなりますよね。
正直効力は弱い、または長い期間をかけないと結果に表れない人もいるのを承知の上で、だけど比較的時間や金銭的に負担も少なめなので、気軽に育成をはじめてみたい、という方には向いているかもしれません。
特に何を爪に塗るわけではないので、付け替えのタイミングを逃す等という事もないので、都合が付くときに行けるというメリットもありますが、逆に言うと定期的に行く必要もないが故にサイクルを守らないと結果もほとんど出ないのがデメリット事という見方もあります。
②コーティング育成型
こちらは光で固めるコーティングを爪に施し、爪を保護しながら育成します。
来店周期は平均で3週間に1回。
自分で取り外す事は出来ない物なので、必ずサイクルを守る必要があります。
タイミングを逃すと劣化が始まり、無理に剥がすとかなり爪にダメージとなり深爪を悪化させる結果となってしまう事もあるので、いじり癖がある方は注意が必要です。
お店によって、透明か色付きか、艶なしか艶ありか等も変わります。
艶々になるだけでモチベーションが上がる&意識も向き易くなる傾向もあります。
ただし、重度の深爪で指先がお肉に食い込んでいるような状態の場合は、火傷とアレルギーの恐れがあるのでおすすめしません。重度の深爪の場合、そのリスクからお店によっては断られる場合もあります。
柔軟性のある素材なので爪にフィットし生活はしやすいのですが、噛もうと思えば噛めてしまう事と、前項でも書いた爪先のお肉が盛り上がっている方の場合は、断られなかったにしてもお肉に沿って上に向かって伸びてしまう事もあるので、爪は伸ばせても反り爪のように生えてしまう事も考えられます。
爪に厚みを持たせて伸ばしてあげられる事で、自爪で育てるよりもピンクの部分は成長します。
ただ、爪が伸びるまでは少々不格好で恥ずかしいという意見と、先ほども書いたように柔軟性があるが故に噛もうと思えば噛めてしまう事、ペリペリと剥がそうと思えば剥がせてしまうので、本来でしたら爪を少し伸ばせるようになってから、またはいじり癖がなくなってからの方が向いていると言えます。
③義爪(ギブス)装着育成型
こちらは重度の方・噛み癖・いじり癖の方に一番おススメ&効果大◎
歯医者さんが仮歯に用いる素材とほぼ同じ物で偽物の爪を装着し、それをギブスの考えで施す事で、絶対に噛めない事に加えて即日にして見た目のコンプレックスからの解消が叶います。
固く強度があるので、指先のお肉が盛り上がっている方もお肉を下げて装着してあげる事で爪が真っ直ぐに成長出来ます。
何よりその日のうちに見た目が改善されて「深爪」という現実から即日解放されるので、スタート時点でまず各段に気分が上がります。
「爪が綺麗だとこんなにも気分が高まるものなんですね!」と経験した方は口を揃え、だからこそモチベーションとやる気も上がり、改めて「深爪を治したい!」と思えるそうです。
最大のメリットは、それがただ偽物の爪に喜んでいるだけではなく、その偽物の下で、いつの間にか自分の爪が綺麗になっている事。
通う度にどんどん自爪が成長してく事に驚き、気付いた時には、あんなに小さかった爪が、あっと言う間に偽物が要らないくらいの大きさまで成長してしまうという事です。
「隠して、いじれなくしてしまう」事で、それが強制的に叶うからですね。
ストレスなく行える=続けられる。
これが深爪矯正を成功させるにおいて最大のキーポイントです。
また人からは、それが深爪矯正だとはほぼ気づかれません。
通う周期は、コーティング型と同様に平均で3週間に一度。
取り外しもコーティング型同様に自分では行えませんが、かなり頑丈で固いので、爪に厚みを持たせて育成する考えで言うと、ピンクの部分の伸びるスピードにも一番期待が出来ます。
ただこちらは特殊技術なのでお店によっては対応していなく、あっても重度対応不可の出来合いのチップ装着型だったり、色が選べなかったりするので、近場にはないケースも。
ただ仮に家から少し遠くても、その効果は期待できる物なので、時間をかけてでも行く価値があるかもしれません。
更にネイルNGな仕事の方や男性は、深爪矯正専門店が安心です。
こちらについては次項で改めて書いていきますね。
絶対チェックすべき「行く前に知りたい」深爪矯正を選ぶ際の5つのポイント
ここまで読んでいただいて、ネイルサロンの深爪矯正には、その内容に違いがある事はおわかりいただけたと思います。
その他にも、せっかく時間とお金をかけるならそれを絶対無駄にしないために、また確実な結果を得るために、絶対知っておいて欲しい「深爪矯正サロンを選ぶ際のポイント」を5つお伝えしていきます。
①人にバレない見た目にしてくれるか
深爪でお悩みの方の中には、お仕事柄ネイルNGの方も多くいらっしゃると思います。
当サロンにも、看護師さんなどの医療従事者の方、学校の先生、食品メーカー関係のお仕事の方などがたくさんご来店いただいています。
もしくは仕事はネイルNGでなかったとしても、今までが深爪なので、いきなり人からの注目を浴びたくないので人にバレずにこっそり深爪を治したいという方もいますよね。
あとはもちろん深爪でお悩みの方は女性だけではありませんので、男性の場合、「お前、爪に何か塗ってるの?」なんて言われたくないので、色はもちろんツヤツヤにされるのも困りますよね。(嫌でさえなければ、艶はもちろん男性だって色を楽しんでも良い時代ですが。)
芸人の粗品さんがネイルサロンで深爪矯正をするテーマのYouTubeが話題になった事もあり、女性はもちろん男性にも、今まで「深爪矯正」という言葉を知らなかった方に認知されてきたようにも思います。
そのYouTubeで粗品さんが行かれたネイルサロンさんでは、男性の粗品さんになるべく目立たないようにとベージュのグラデーション(根元は透明のデザイン)を施されていましたが、専門店の目線で言わせていただくと、お所望でない以上男性に色を付けるのは可哀想です。
いくら肌馴染みの良いベージュでも、例えば医療従事者の方であればそれですらNGですよね。
こちらの写真は、リプロネイル直営店キャメロット東京店Instagramより、初回ご来店当日約二時間後のお仕上がり写真です。
目立たないと言っても控え目なベージュの仕上がりなのか、それとも一切何も塗っていないようなまるで自爪のような見た目、本来の爪のように見える自然な仕上がりにしてくれるかどうかもネイルサロンによって異なるのです。
②お店の種類
あなたの行こうとしているサロン、最寄りで「深爪矯正」で検索ヒットしたサロンは深爪矯正“専門”店でしょうか?
検索で出てきたけれど実際にホームページやお店のSNSを見てみたら、キラキラ華やかなデザインネイルばかりだったり、深爪矯正のクーポンを選ぼうとすると前後に「選べる流行トレンドデザインコース」などとあると、本当に私が行っていいの?と不安になりますよね。
ご存じの通り、ネイルサロンは爪を華やかに飾る目的のお店の方が本来多く存在します。
深爪矯正メニューは、その華やかサロンがメニューの一つとして導入している場合と、深爪の方だけを対象としている深爪専門店の2種類があります。
もちろん専門店でなくても素晴らしい技術を持ったネイリストさんはいると思います。
ただ、華やか可愛いネイルサロンが片手間に深爪矯正メニューを行っているのか、深爪の方達だけに毎日何人も真剣に向き合っているのかでは、正直 症例数や経験値が違います。
そもそも「こんな爪で行っていいかな?」と思っている人にとって、隣のお客さんが綺麗なキラキラしたネイルをして、ネイリストさんと「わー!かわいい♡」と盛り上がっていたらみじめな気持ちになる…という方は少なくありません。
そもそも、ネイリスト自体キラキラしてお洒落orギャルなイメージで苦手…、怖い…とのお声も良く聞きます。
そんなキラキラネイリストさんに、他のお客さんと同じようにいきなり「今日はどうしますか?」と聞かれても困ってしまいますよね。
普段どういうお客様を相手にしているか、どれだけ深爪のお客様に真剣に向き合ってきたかで、技術はもちろん接客力には差があるのは事実です。
深爪に対してのカウンセリング力や適切なアドバイスも変わります。
お仕事柄ネイルNGな職場の方や、周りにバレたくない男性など、人に気付かれない自然な見た目を求めるならなおさら、絶対的に深爪矯正専門店をおすすめします。
行った本人は初めてでわからないから「こんな物なのかな」と思ってしまったりするのですが、技術(仕上がり・見た目・厚み・自然さ等)は正直経験値がわかりやすく差が現れます。
③通い方
通い方について、こちらは1回ずつ通えるのか、それとも複数回が1セットになっているのかに分かれます。
ですが初回から複数回やるかなんて誰も決められないと思いますので、どこのお店も初回体験メニューがあったり、まずは説明でカウンセリングだけを行ってくれるお店もあります。
(専門店でない場合、通常の爪を飾るメニューと同様に1回ずつ通うメニューのみだったり、初回体験やカウンセリングのみのメニューもない場合もあります。)
ただ、一点覚えておいていただきたいのが、どの技法であれ、深爪矯正は1回や2回やってなおるものでは200%ありません。継続こそが結果となって現れます。
早い方ですと2・3回目くらいで変化が出始める事もあるのですが、伸びたからといって治ったと思わないでください。
早々に変化が現れた場合にも、それは矯正を行った事での一時的な物でしかなく、早く出た効果は必ずと言っていい程に元に戻るのも早いです。
そんな簡単に治るのなら、こんなにも多くの方が悩んでいないはずですし、ネイルサロンで矯正なんて要らないはずなんです。
1回ずつ通えるのは、もちろん心理的負担も少ない意味ではメリットですが、いつでも行く事を辞める事が出来る、言い換えると、行かなくても良い環境になってしまうという事は、せっかく行った分も無駄にしてしまう可能性があるという事になります。
1回・2回行って行かなくなるなら、正直お金と時間の無駄になります。
無駄にするなら、違う事にお金を使って欲しいです。
本当に長年、幼少期からずっと、人によっては何十年も解決出来ずに心から悩んでいて、「今度こそ本当に治したい」と思うのであれば、回数と期間は絶対に必要だという事を念頭においてください。
また、通うサイクルについても、スケジュールを組めそうか確認しましょう。
サイクルを守る事も深爪矯正を成功させるか否かでかなり重要になります。
サイクルを守らないと、せっかく1進んでも1戻って、また1進めるけど1戻って、場合によってはマイナス1になって、やっとまた0が1になって・・・となっていたら結局前に進めませんよね。
1進んで、また1進んで、また1進めて行かなくては、効果は出ないんです。
基本的に「自分の好きな時に通う」「行ける時に通う」で治ると思わないでください。
これはどんな技法にも言える事です。
そんな甘い気持ちでは深爪は絶対治りません。
そんなお気楽な気持ちで治せるのであれば、あなたはこんなに何十年も悩んでいないと思いますよ。
というよりも、せっかくやってももったいない結果となってしまうので、こちらも是非覚えておいてください。
しっかり納得した上で、このネイリストさんになら任せられると思えたならば、一定期間は必ず継続しなければならない環境に身を置く事で、自分自身に対しても良い意味で「絶対治すんだ!」という気持ちに改めてなれると思います。
そしてネイリスト側も、次来るか来ないかわからないお客様よりも、「〇回は通っていただく」という事実に「この方の爪を綺麗にしよう」と改めて責任を持ち、前回とどうかわったかの経過観察や、それに適したアドバイス、また継続で来て頂けることで前回取り切れなかった甘皮のお手入れや、「次はこういう工夫をしてみよう」「こういう風に整えた方が生活しやすいかな」など技術的な試行錯誤も行えます。
お客様の爪を本当に綺麗にしたいと考えるネイルサロンなのであれば、複数回がセットになっている方が多いと思います。
④そのお店の「ゴール」考え方とそのアプローチ方法
深爪に悩むお客様にとってのゴールとは、「爪を伸ばして、ピンクの部分を成長させる事」ですよね。
ただ残念ながら、今まで50,000人の深爪の方に施術をしてきた立場で言わせていただくと、爪が伸びた事をゴールにすると深爪は120%再発します。
矯正をした事によって伸ばす事が出来たものは、その矯正をやめた途端に元に戻るからです。
元々、噛み癖・いじり癖の方は、サロンで矯正すると「癖が治った」と思ってしまいがちなのですが、矯正をしていたから噛まない・いじらないでいられただけなんです。
爪周りも、ネイリストさんが毎回お手入れをいてくれていたから綺麗を保てていただけであって、やってくれる人がいなくなれば当然、ささくれや手荒れでガサガサに戻る事もあります。
お手入れを定期的に行っていたから順調に伸びていたピンクの部分も成長が止まる事もあります。
その状態で、キープ出来る自信ありますか?
触りたい・いじりたい衝動にかられませんか?
お手入れしてくれる人もいなくなり、白い部分ばかり伸び、形が歪で不格好に伸びてきたらどうですか?
ネイルサロンによって、どこをゴールと考えているかは違います。
「伸ばす事」をゴールとしているなら、伸びた時点で「おめでとうございます!卒業ですね」と言われるかもしれませんが、「伸ばした後にそれを再発させないようにする事」「ネイルサロンに通わなくなった後も自分で再発なく過ごせるようになってもらいたい事」をゴールに考えるサロンであるならば、伸ばした後に必ず保定期間を設けます。
歯の矯正と一緒で、強制的に動かした=伸ばした爪は、矯正器具を外すと後戻りするからです。
そして先ほども書いたようにお手入れする人がいなくなったら自分でやらないといけない事もありますので、卒業した後に自分で行うケアのやり方などのレクチャーがある場合もあります。
そして「再発しない」事をゴールに置くのであれば、深爪となってしまった根本の原因であるいじり癖・噛み癖に対し、その意識をどう変え、どう行動習慣を変えて行くか等、本質的な部分の改善まで考える必要もあります。
そこが変わらなければ、どんなに双方が頑張っても無駄だからです。
そういった意味で、ただ物理的に爪表面に何かを施すだけではなく、深爪改善に対して「爪への施術以外にも」「根本的な」アプローチ等を行うサロンかどうか???
ただ正直、ここまで考えてくれるネイルサロンは未だ少ないのが現実です。
多くのネイルサロンさんは、サロンさん自身も「深爪矯正」が流行り出してそれをメニュー化して日が浅いので、深爪の方にとっていかに「再発」が課題な事であるかに気が付いていないか、もしくは悲しい事に、その日一日の目の前の売上が全てで、お客様が再発しても知った事ではない、またはまた再発したら来てもらえば良いと言うスタンスなのかもしれません。
深爪矯正においては、どこをゴールにするかが全てと言って過言ではありません。
正直、伸ばすだけで良いのであれば、爪をいじれない状態にさえすれば爪は120%伸びます。
深爪矯正において一番に重要視すべき事は、矯正が終わった後、「それをいかにキープ出来るか」「再発させないか」です。
⑤ホームケアの有無とそれがどんな物か
ネイルサロンでの深爪矯正では、ネイルオイル等を使ってホームケアを行うように言われる場合とそうでない場合があります。
ただおススメされるだけの場合と、別途購入する必要がある場合、もしくはホームケア商品がお支払いに含まれている場合があります。
「え、買わされるのか…」
「ホームケアとかまでは求めてない…」
「っていうか、絶対続かない…」
そう思っている方、ズバリ言います。甘いですよ。
ネイリストにやってもらうだけでは、深爪矯正は成功しません。
まず率直に、ホームケアを行ったほうが爪の育成スピードは圧倒的に早まります。
逆を言うと、ホームケアを行わないと、その効果を得るにはかなり時間がかかります。
その理由は、日々の肌環境で爪は成長するからです。
つまり、ただネイルサロンで施術してもらうから治るのではなく、ネイルサロンに通いつつ、提供されたホームケアで日々どれだけお手入れするかで爪は変わるという事がわかりますね。
ネイリストは少しお手伝いをするだけで、深爪を改善し爪のピンクの部分を成長させるのは、実際は毎日の肌環境、つまりホームケアなんです。
…ってことは、極論、ネイルサロンに行かなくても良いのでは…?
そうです。
定期的に自分で爪周りのお手入れをして爪のピンクの部分が伸びやすい肌環境にし、成長しやすい長さと形に適時整え、死んでも噛まない・いじらない頑固たる覚悟もしくは強制的にいじれない状態を作り、正しいホームケアを毎日必ず行えるならネイリストは要りません。
ですが、それが皆さん出来ないからネイルサロンに行くのです。
けど、頼れるところは専門家に頼って良いと思うんです。
だってよっぽど暇な人でない限り、日々の生活でそんな時間ないですよね?
自分の足で歩いたらたどり着けない・そんな時間はないからこそ、人は新幹線や飛行機代を払って「ラクさ」と「時間」を買います。
話が反れたので本題に戻ります。
ホームケアについては正直なところ、市販のネイル用ケア商品でも毎日かならずきちんと使うのであれば、使わないよりは爪は成長出来ます。
ただ、何を使うかでその効果は変わります。
お爪のピンクの部分は、乾燥している状態だとなかなか育たず、水分と油分バランスが良好に保たれている状態な時により成長をするため、多くの場合、保湿剤としてネイルオイルをおすすめされるサロンが多いと思います。
それらはきっと市販の物よりは、浸透性の高い良質な種類のオイルだったり、防腐剤が入っていなかったりするのかもしれません。
ただ、こちら深爪に悩んでいる多くの方に知ってもらいたいのですが、深爪の方の多くは、保湿をするだけではなかなか爪は成長しません。
成長しない事はないのですが、かなり遅いです。
その理由は、噛み癖・いじり癖がある方は、その長年の刺激から守ろうと、爪周りの皮膚が通常の方よりも厚く角質化しています。身体の自然な防衛反応なのです。
本来ピンクの部分であるはずの皮膚があらわになっているのですから、血やリンパ液を出さないために厚みを出して守っている状態です。
若い方の場合は、見た目にガサガサしていない方もいますが、ガサガサしていなかったにしても通常の人と比べたら厚みがある状態なんです。
(人の指先の皮膚の厚みだなんて、触る機会もないので自分が人よりも分厚いかなんてわかりませんよね。)
重度な深爪の方の場合は、皮膚自体が損傷もしています。
この場合、まず皮膚状態が正常でないので、爪も正常に伸びていく事が出来ない状態です。
ただ潤すだけでは爪を再生させる能力が発揮しにくく、「修復」を先に行わないと、変形した爪が生えてきたり、変色した爪が生えてくる可能性もあります。
このように爪と皮膚は直結している事がわかります。
怪我をした時のかさぶたや、ガチガチにひび割れたかかとにいくらオイルも付けても浸透しませんよね。
深爪の方の場合、「保湿」だけではダメなんです。
保湿よりも先に「修復」と「不要な角質の除去」がまず必要です。
まずはリセットする事で、正常に機能するようになります。
傷を補修する成分や、細胞を再生させる成分、不要な角質を柔らかくする成分が入っているホームケアを行う事で、その変化は著しく結果に表れます。
またホームケアを毎日行う事で、そのマッサージ効果から必然的に血行が良くなりますので、末端が温まると栄養や酸素が行き届くようになり、肌はもちろん爪が作られる爪母細胞の働きも活性化され強い爪がスピードを増して生えるようにもなります。
女性は冷え性な方も多いので、こちらはホームケアを行う事で得られる恩恵の一つです。
このようにホームケアを行う事で、サロンを卒業した後にも、良い肌環境が続くからピンクの部分は伸び続け、それが強い爪であり、見た目にもささくれなどなく美しければ、再発率も格段に下がります。
また、噛み癖・いじり癖を治さなくてはいけない方にとっては、ホームケアを習慣にする事で意識も変わっていきますよね。
ちなみにリプロネイルでこちらも目的の一環としています。
どんなホームケアを使うサロンかも是非チェックしてみて下さいね。
いかがでしたでしょうか?
人に相談出来ない悩みだからこそ、ひとりでネットで調べるけど、情報過多、あるいは肝心なところの情報が少なく、迷宮に入ってしまいがちな深爪。
だけどネイルサロンなんてわからないからこそ、しっかり調べてからから行きたいお気持ちがよくわかりますので、少しでもサロン選びの参考になれば幸いです。
リプロネイル導入店は全国に少しずつ広まっていますので、お住まいのお近くにあれば、是非私達にお手伝いをさせてください。
必ずあなたの理想の未来へとお連れできる事をお約束します。