爪の白い部分だけが伸びてしまう理由
- お爪のお悩み
「縦長の爪に憧れるけど、白い部分ばかり伸びる。」
そんなお悩みはありませんか?
「爪の形は変えられない。」
「爪の形は遺伝だから。」
「ネイルなんて無縁。夢のまた夢。」
深爪の専門店には、毎日多くのお客様が年齢性別問わずご来店されています。
そんなたくさんのお客様からよく聞くワード
「白い部分ばかりが伸びる。」
「ピンクの部分が伸びてくれれば縦長に見えるのに、私は白い部分しか伸びないんです。」
実はそれには理由があります。
白い部分ばかり伸びる人は○○が足りない。
そして遺伝と諦めている方が多いのですが、爪のピンクの部分は意図的に育成する事が出来ます。
本日はその答えと方法をご紹介していきますね。
目次
ピンクの部分は伸ばせる
まずあれこれ書く前に、今まで白い部分だけが伸びてしまっていた爪も意図的にピンクの部分が伸ばせる証明として、ビフォーアフター写真をご覧ください。
いかがでしょうか?
自分と似ている爪はありましたか?
まるで別人のように見えたり、指も長くなったように見えますね。
これらは深爪矯正を行い、爪を強制的に最速に成長させたビフォーアフターです。
爪の印象は、ピンクの部分の縦長度で変わります。
理想の爪のバランスは、ピンク8:白2と言われていますが、そもそもが丸かったら縦長とは言えませんので、ピンクの部分だけに注目した時に、比率として横1:縦1.5程度以上あると縦長と呼べるようになりますね。
あなたの爪は今どのくらいの比率でしょう?
その比率をもっと縦長に変えられるよう、コラムを読み進めていただきたいと思います。
「白い部分だけ伸びる」という事の真相
まず、その「白い部分だけが伸びてしまう」現象の真相を理解しましょう。
爪はピンクに見える部分と白く見える部分に分かれて見えていますが、実際は爪の根元から発生している1枚のプレートです。
爪の下の皮膚(爪床)と密着している部分は水分を含むため透明色となり、地面のお肉の血色が透けてピンクに見えています。
そして爪床から離れている部分は水分がなくなる事で白く見えています。
このピンクの部分、つまり爪と皮膚が密着した部分を増やしたいという事ですが、その面積を増やすにはハイポニキウムという爪下の角質が必要です。
このハイポニキウムがたくさん生成されるとピンクの部分は指先の方へ前進する事が出来ます。
ハイポニキウムが育たないと、ピンクの部分の成長はありえません。
白い部分だけが伸びているというのは、つまりハイポニキウムが成長しない状態であるという事が言えます。
「成長しない状態」と書きましたが、言い方を変えると「成長出来ない状態」だったり「(爪が)成長する必要を感じていない状態」であるとも言えます。
なぜそうなってしまうのかも併せて、パターンごとに解説していきます。
白い部分ばかりが伸びてしまう理由
あなたはどのパターンに該当するでしょうか?
人によっては1つの理由だけでなく、複数要素が相まっている場合も多くありますので、該当項目をチェックし、日々の生活を見直しましょう。
指(皮膚)が乾燥している
あなたの手の平、指先はどんな質感ですか?触ってみて下さい。
さらっとしているのか、それともカサカサしているか、もしくは皮むけやささくれ、ペンダコ、逆にしっとりしていたり、もちもちしていたり、少し脂っぽかったり、どうでしょう?
ハイポニキウムは爪裏の角質なので、指(肌)が乾燥していると生成されにくく、されるにしても成長がかなり遅かったり、せっかく生成されてもそれがすぐに剥がれやすいです。
その成長には肌自体に十分な水分と油分が必要です。
指がガサガサに乾燥した人で縦長美爪の人は見た事がありません。
また、体質ではありますが、アトピーの方もそのどうしても乾燥してしまう肌状態から、爪下皮はもちろん甘皮も生成されにくくなります。
さきほど剥がれやすいとも書いたとおりですが、乾燥はハイポニキウムが生成されるどころか、後退もさせてしまいます。
今よりもピンクの部分がどんどん小さくなってしまう事もありえるという事です。
美爪になりたいと考えている方で手が乾燥している場合は、一刻も早く改善出来る方法を見つけましょう。
肌自体の水分量と油分バランスが悪い
こちらも乾燥と似ていますが、ただベタベタに保湿をすれば良いという話ではなく、肌状態のバランスも関係します。
乾燥していないにしても、脂っぽい手や、手汗をかきやすい方が伸びやすい訳ではないという事です。
肌のバランスを良くするとは、ただハンドクリームをこまめに塗れば良いと言う話ではなく、肌そのものが良好な物である事を指します。
俗にいう「保湿」とは、ほんの一時的に与える表面的な油分と水分でしかなく、お顔も同様の事が言えますが肌状態を変えたければ、中から変える必要があります。
肌そのものの水分と油分保湿量が高ければ高い程、ハイポニキウムは生成がしやすくなります。
また、肌と爪は水分量と油分量が比例するので、良好な環境はハイポニキウム生成だけでなく強くしなやかな爪も良好な肌状態から生まれます。
わかりやすく言い換えると、水分量が少ない肌では、薄くペラペラで、すぐ欠けたり折れたりしてしまうもろい爪になってしまうという事です。
爪周りの皮膚が固い・角質過多
爪周りの皮膚が固くなっていませんか?
結構分厚く指の皮むけ、ささくれなどは出来ていませんか?
特にいじり癖や嚙み癖の方の場合、その日々繰り返される刺激から、皮膚が防衛反応として知らぬ間に固く角質化します。
ささくれやペンダコなどもあると、ピンクの成長が妨げられます。
先ほども書いた通り、良好な肌状態でないとハイポニキウムは成長出来ません。
過剰な角質がある場合は、まずそれを適切に除去をし、不要な角質を柔らかくする成分や手肌自体をまず修復再生していくお手入れも必要になります。
お若い方などは著しく固くなっていなかったにしても、人差し指や中指は皆よく使うので、他の指と比べて指先のお肉の質感が違かったりしませんか?
それはその分、他の指より角質が厚くなっている証拠です。
普段から爪に圧をかける癖がある
握力が強いタイプの方、筆圧が強い方は要注意です。
ハイポニキウムは、圧がかかる状況だとなかなか成長しません。なるべく指の力を抜いて生活する事を心がけてみてください。
これらは無意識の癖なので、かなり意識的に注意が必要ですが、やってみると爪に変化を感じて驚く方が多いですよ。
意識してみると、意外にも日々の生活で、爪を酷使していた事に気が付きます。
爪に圧をかける生活は、平たい爪や扇形爪(貝爪)も招きます。
言い換えると、握力が強いタイプの方や筆圧が強い方に、丸爪や扇形爪(貝爪)が多く見受けられます。
爪の形が歪なのも、力のかけ方が原因です。
人差し指は誰もが一番よく使う爪なので、他の指よりもピンクの部分が小さい場合や、白い部分の形が他の指に比べて山が急カーブだったり片側だけが下がっていたり、逆に力を込めにくい薬指や小指が他の指と比べて縦長だったりするのは、これらが理由です。
爪の力を上手に抜く所作が出来るようになると、形が綺麗に生え揃い、爪の断面にもカーブが付くようになり、結果横幅がスリムになり縦長に見えるようにもなります。
爪に負担がかかる手の使い方をしている
爪に負荷がかかる生活を日々しているとハイポニキウムは成長しにくく、またせっかく生まれたハイポニキウムもすぐに剥がれます。
爪の負荷には4方向ありますので、実際にイメージをして確認してみましょう。
①爪がひっくり返ってしまう方向への負荷
シールやガムテープを爪を使って剥がしたり、爪が伸びた状態で濡れた洗濯物を鷲掴みなど
②爪に力をこめる負荷
テーブルなど重い物を指先の力で持つ、ツナ缶のプルタブ起こし、重い引き戸
③指のお肉を引っ張って下げる方向やねじってひねる負荷
雑巾絞り、大きなジャム瓶の蓋の開封、指先に雑巾を巻き付けて汚れをこする動き、圧強めのPCのタッチパット(上方向)など
④爪先を打ち付ける負荷
爪先でのパソコンのタイピング、ピアノや楽器を弾く方で指の腹ではなく爪先で覚えてしまった方など
ここまで意識出来ていなかったという方も多いのでしょうか?
実は爪が縦長で綺麗な人は、これら全て当たり前に気を付けていたりするんですよ。
日々の生活は、指の腹を優しい圧で扱うか、関節を上手く使います。
じゃあ実際にどうやってジャム瓶開けたり雑巾絞ったりするの?と思った方は、後半に書いていきますので是非最後まで読んでみてくださいね。
強力な洗剤やシャンプーを普段使っている
食器用洗剤やシャンプーに含まれる合成界面活性剤は、肌を乾燥させるだけでなく爪やハイポニキウムを剥離させてしまう原因になります。
ただ乾燥するだけならまだしも、合成界面活性剤は肌に浸透しやすい性質をもっているので、皮膚や毛穴から浸透し細胞生成を阻害するとも言われています。
シャンプーやボディクリームの過剰な添加物や、人工香料も同様です。
完全に触れないのは無理ですが、ひとつひとつ成分を見直し、なるべく肌に優しい物へと変えたり、食器洗いの際はゴム手袋をつけるなど、めんどくさいと思うかもしれませんが、美爪になりたければ日々触れる物を見直す事は最短ルートです。
爪を伸ばし過ぎor短すぎ
こちら意外と意識出来ていない方が多いのですが、ハイポニキウムは白い部分が長すぎても短すぎても伸びないのです。
ピンクの部分を伸ばしたいからとやたら爪を伸ばしている方が結構いるのですが、全く逆効果です。
ピンク7:白3以上になっている方は伸ばし過ぎです。
逆に白い部分が皆無の状態も、ピンクの部分が大きくなる事は構造上ありえません。
ハイポニキウムは日本語で爪下皮と書く通り、白い部分の下でしか成長しないからです。
たまに深爪で「白い部分が現れるのが嫌で噛んでしまう」という方だったり、爪の白い部分を爪切りで一切残らず綺麗に切らないと気が済まないという人がいるのですが、そういう方には是非これを読んでいただきたいなと思います。
白い部分がゼロの状態はピンクの状態が成長するのは不可能。
成長するどころか、白い部分がゼロの状態になるとピンクの部分は後退します。
ハイポニキウムには爪に異物が入らないよう守る役割があるので、一歩下がってスペースを確保してでもその役割を果たそうとするからです。
ハイポニキウムについてはこちらのコラムにも詳しく書いているので良ければご覧くださいね。
良好な肌状態の場合、ピンク8:白2をキープできるとハイポニキウムは成長しやすくなりますが、そうでない方や爪が薄い方・平たく丸い方等はピンク9:白1の方が伸びやすくなる事もあるので、こればかりは専門家に見極めてもらうのも一つの方法です。
リプロネイルでは、ご希望でしたら無理に深爪矯正を装着せず、爪周りのお手入れだけ行いピンクの部分が成長しやすくなるお手伝いだけをして、それらの点のアドバイスも可能です。
爪が薄い・ペラペラ
爪がすぐに欠けたり折れてしまって伸ばせない、ペラペラで少し伸ばすと後ろにひっくり返ってしまうというお悩みも多いですが、これらの状態の時もハイポニキウムは成長が難しくなります。
理由は、上記にも通じますが、すぐ欠けたり折れたりしてしまっては、最低限必要な白い部分をキープ出来なかったり、後ろにひっくり返ってしまってはせっかく生えようとしたハイポニキウムも簡単に振り出しに戻ります。
実はハイポニキウムは爪に厚みがあるほど、伸びる必要性を感じ成長してくれます。
厚い爪であればある程、それが剥がれてしまっては危険ですので、面積を増やし守ろうとしてくれるのです。
逆に爪が薄い場合、ハイポニキウムは伸びる必要性はないのです。
負荷がかかった際に折れたり欠けたり、後ろにベコっしなる事が出来れば、爪は剥がれずに済むからです。
深爪矯正で、人工爪や保護コーティングを施すと急速にピンクの部分が成長する理由はこちらもあります。
セルフで行いたい方は、マニキュアを重ね塗るするだけでも違いますよ。
ただそれだけでなく、上記に書いた他の要素もクリアするようにしてくださいね。
ハイポニキウムを育てる手の使い方
ハイポニキウムを育てるには、上記で書いた通り日々の手の使い方が重要です。
今回ご紹介するのはほんの一例ですが、いくつか手の使い方をご紹介します。
①重いテーブルを持つとき
指に力を込めるように持つのではなく、手の平から指全体で持ち上げるようにします。
〈NG例〉
〈OK例〉
② コンロ周り油汚れの掃除
指先を使ってこするようにする動きは、ハイポニキウムが剥がれてしまう動きランキング上位です。上手に関節や適切な道具を使いましょう。
〈NG例〉
〈OK例〉
③ジャム瓶などの開封
爪先まで力を込めてひねる動きでこちらもかなりハイポニキウムが剥がれてしまう動きです。
シリコンマットを挟んだり、瓶オープナーと呼ばれる専用商品も売っています。
④ツナ缶等の開封
まさか指で開けていませんか?
美爪になりたいならフォークなどを使って開けるのがマストです。
⑤雑巾絞り
指先まで力いっぱい絞ってしまうと、捻じる動きも加わりこちらも高い確率でハイポニキウムが剥がれます。
出来るだけ指先までは力を込めないようにして、手の平の力で絞りましょう。
おにぎりを握るように絞るのでも可です。
こんな事?とあなどるなかれ。
美爪を育てるとは、こんなささいな事なんです。
美爪になる手の使い方はまだまだあるので、今後もご紹介していきますね。
あと数日で新しい年が始まりますね。
2025年こそ、なりたい自分になってみませんか?
肌から爪を再生させる深爪矯正リプロネイル®
登録店が全国に広まっています。
爪のお悩みはリプロネイルに是非一度ご相談下さい。